実は逆効果?ストレス解消のつもりが逆に悪化する行動4つを紹介
「気分転換してもすっきりしない」「むしろ疲れた気がする」──そんな経験はありませんか? 実は、ストレス解消のつもりで行っている行動の中には、やりすぎると逆効果になるものがあります。 昼寝や飲酒、カフェイン摂取、暴飲暴食などは、一見リラックスできそうでも、体内リズムやメンタルに悪影響を及ぼすことがあるのです。 この記事では、避けるべき気分転換の方法と、ストレスが限界に達したときのサイン、受診すべきタイミングについて原文そのままで紹介します。
心身に悪影響を及ぼす気分転換の方法
「気分転換がうまくできない……」
気分転換をしているつもりが、効果を感じられないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方は、なんとなくやっている気分転換で心身に負担をかけている可能性もあります。
この章では気分転換のつもりが心身に悪影響を及ぼしてしまう行動についてご紹介します。
昼寝のし過ぎや寝だめ
昼寝のし過ぎや寝だめはストレス解消に逆効果です。
昼寝をし過ぎたり、寝だめしたりしてしまうと体内時計のリズムが狂う原因となってしまいます。
また長い昼寝はかえって集中力を低下させます。 夕方以降にとる仮眠も夜間の睡眠を妨げるためおすすめできません。 体内時計のリズムをそろえるためにも休日も平日と同じ時間に起床すると良いでしょう。
[1] 厚生労働省 e-ヘルスネット「体内時計」
カフェインの過剰摂取
カフェインを摂り過ぎると、興奮や不安が増すとともに、不眠や下痢、吐き気などを引き起こす可能性があります。
カフェインには眠気を覚ましたり、集中力を上げたりと良い効果もありますが、過剰に摂取すると、上記のような不快な症状が出ることがあります。
エナジードリンクなどカフェインが多く含まれる食品を摂り過ぎると、依存症になるか、最悪の場合は急性中毒で死亡することもあるため注意が必要です。
暴飲暴食
暴飲暴食は内臓に負担をかけ、睡眠を妨げる可能性があります。
また睡眠不足によりホルモンバランスが崩れると、さらに過食をしたくなるという悪循環に陥る場合もあります。
月経前に暴飲暴食してしまう人は体に栄養が足りておらず、食事制限の反動などで暴飲暴食をしてしまう人は心理的なストレスを抱えているといわれています。 暴飲暴食は体の他、金銭的にも良い気分転換の方法とはいえません。 暴飲暴食をやめて適切に栄養を摂り、食事は適度に楽しむようにしましょう。
飲酒や喫煙
ストレス解消のためにお酒やたばこに頼って依存してしまうと、心身の健康を損ねてしまいます。
アルコールは脳を沈静化させるため、ストレスが治まったように感じることもありますが、徐々に耐性ができるため効果は薄れていきます。 同じ効果を得るために飲酒量が増え依存症になる場合もあります。 アルコールは睡眠を妨げるため、疲れが取れない原因となり、新たなストレスを発生させる可能性もあります。
喫煙でストレスを解消できるというのは単なる思い込みで、むしろストレスの原因となっているのが現実です。 喫煙はニコチンが切れたときのイライラやストレスなどの「離脱症状」を一時的に緩和するだけで、またすぐに離脱症状は現れます。 1日のうちに何度もたばこを吸いたくなったり、吸えずにイライラしたりという症状はむしろストレスの原因となっています。
ストレスが心身に与える影響
ストレスを抱えている状態が続くと、心身に悪影響が生じます。
ストレスによって現れる症状には以下のようなものがあります。
【ストレスが引き起こす心身の問題】
- (1) 心理面
やる気の低下、イライラ、不安、気分の落ち込み、孤独感、感情の起伏がなくなるなどの症状が現れる。 - (2) 身体面
頭痛、肩こり、腰痛、目の疲れ、動悸(どうき)や息切れ、腹痛、食欲低下、消化不良、不眠、疲労感などの症状が現れる。 - (3) 行動面
攻撃的になる、泣く、引きこもる、摂食障害、幼児返り、ミスが増える、吃音などの行動現れる。 このような症状が現れたら、ストレスが強くなっているサインです。 適度に気分転換を行ってストレスから距離を置くことを実践してみましょう。
必要に応じて受診しましょう
ストレスを発散しようとして気分転換をしてみても、気持ちが晴れなかったという方は心の健康を損ねている場合があります。
気分の落ち込みが長く続いており、休息を取っても改善しない場合はうつ病である可能性があります。
うつ病は早く症状に気が付き、治療することで回復しやすくなり、症状も軽度で済むといわれています。
うつ病は朝方に体調が悪くなり、夕方には改善する傾向があるため気の持ちようだと思ってしまう方も多いようです。 もし、心身に症状が現れて「うつ病かも」と思う場合には、医療機関を受診しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 「気分転換のつもりが逆効果になっていた」というケースは少なくありません。 とくに以下のような行動は、ストレスを悪化させるリスクがあります。
昼寝のしすぎ・寝だめ → 体内時計の乱れ カフェインの過剰摂取 → 不眠や不安を助長 暴飲暴食 → 内臓疲労・睡眠の質低下 飲酒・喫煙 → 一時的な快感が依存と悪循環に
これらの行動を「気分転換」と誤認して続けると、心身のサインを見逃す危険があります。 もし以下のような症状(イライラ・食欲不振・不眠・孤独感など)が長く続く場合は、我慢せず専門医に相談しましょう。 早期の受診は回復への第一歩です。