かゆみや赤みを和らげる!蕁麻疹のセルフケアと予防のポイントを紹介
蕁麻疹は、多くの場合しばらくすると自然に治まるものですが、繰り返し発症したり、慢性的に続いたりすることもあります。 そのため、症状を悪化させないようにする日常的な対処法を知っておくことが大切です。
この記事では、蕁麻疹が出たときに行うべきケアや、再発を防ぐための生活習慣、ストレスとの上手な付き合い方を紹介します。 軽度の症状はセルフケアで和らぐこともありますが、長引く場合は早めに医師へ相談しましょう。
蕁麻疹を抑える・悪化させない方法
いままで蕁麻疹を発症したことがない方が、ある日突然蕁麻疹になることも珍しくありません。このため蕁麻疹の予防は非常に困難です。 一方、発症してしまった蕁麻疹についてはある程度の対策が可能です。
安静にする
蕁麻疹は時間が経てば消えるため、余計な刺激を与えずに安静にすることが有効な対策となります。 かゆいからといってひっかいたり圧迫したりすると余計にかゆみが増したり、ひっかき傷が残ってしまうこともあるため注意しましょう。
なお患部を冷やす「アイシング」には鎮痒効果があるため、かゆみの症状を緩和できる可能性があります。
皮膚科に相談する
蕁麻疹が頻繁に起こる場合や、時間が経っても皮疹が解消されない場合(目安として24時間以上)は、皮膚科を受診するのもおすすめです。
ただし皮膚科で見てもらったからといって、すぐに蕁麻疹が解消されるとは限りません。 症状がよほど重い場合は点滴治療を行うこともありますが、一般には検査を行った上で飲み薬(抗ヒスタミン薬やステロイド薬)を処方されます。
食生活を改善する
蕁麻疹の原因が食物のアレルゲンなら、再発を防止するために食事の内容に注意しましょう。 特に刺激の強い食物には注意が必要です。また反応閾値を下げないため、食生活を改善して健康な状態を保つようにしましょう。
ストレスをためない
再発防止、そして予防という意味でストレスをためない生活を心掛けましょう。 仕事の量や内容をコントロールすることは難しくても、規則正しい食事や睡眠をとる、適度な趣味や運動をする、自分に合ったリラックス方法を見つける、といった方法でストレスを緩和することは可能です。
ストレスと蕁麻疹についてのまとめ
蕁麻疹にはさまざまな種類や原因があります。原因そのものが分からない蕁麻疹も少なくありません。 このため完全な予防は困難ですが、ストレスをためない生活をすることで「蕁麻疹を発症する可能性を減らす」ことを期待できます。
規則正しい生活や気分転換の手段を持つことで、心身ともに健康な生活を心掛けていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。 蕁麻疹の症状は軽くても、かゆみや赤みが続くと大きなストレスになります。
多くの場合、安静や冷却、食生活の見直し、ストレス管理によって症状を抑えることが可能です。 ただし、24時間以上続く・頻繁に再発する場合は、必ず皮膚科を受診して原因を特定しましょう。
ポイントを整理すると次の通りです。
患部は刺激せず、冷やして安静にする 食事や睡眠など生活習慣を整える ストレスをためない・上手に発散する 症状が長引く場合は早めに皮膚科へ
蕁麻疹を繰り返さないためには、心身のバランスを整えることが何より大切です。